オリンピック準々決勝、日本代表対ニュージーランド代表の試合がありました。
ニュージーランド代表の良い守備や良いポジショニングに苦戦し、なかなかいつもの調子は出ませんでしたが、PK戦の末、見事に勝つことが出来ました!
予選リーグ3試合連続ゴール中だった久保建英選手、この試合は得点には至らなかったものの、予選リーグに続いてこの試合でも久保建英選手の突破力は光っていました。
まず久保建英選手は、ゴールに向かう前への意識の強さがとても良く、
後ろ向きなどどんな形でボールを受けても、「細かいステップ」と「トラップの質の高さ」で、一瞬でしっかり前を向くことが出来ます。
速く前を向いてゴールに向かっていければ、
味方の上がりを促すこともできるし、
相手を押し込むこともできるし、
何より相手にとってとても怖い存在になると思います。
前を向いた後も、「細かいタッチ」と「速いスピードのドリブル」でボールを前に運んでいくし、
ニュージーランド代表のような大きくて強い相手が奪いに来ても、
相手と良い間合いを保ったり、相手とボールの間に体を上手く入れて簡単に触らせない場所にボールを置いたりして、
ボールを奪われずにドリブルを仕掛けていき、何度も相手の脅威になっていました。
狭いスペースの中だったり囲まれた時でもそれは変わらず、
時には味方とのワンツーで突破したり、できるだけ前を向き前への突破を見せてくれていたのが印象的でした。
実際はとても難しいプレーだと思うのですが、簡単そうにやってのけるのが凄いところですね…
こんなドリブルができるのも、
「技術の高さ」や「体幹の強さ」はもちろんのこと、
重心を常に中心に保つ体の使い方だったり、相手との駆け引きだったりと色んなテクニックが詰まっているんだなと思います。
久保建英選手が前を向いてドリブルで進んでいくと、とてもワクワクするし、ゴールの匂いも感じさせてくれます。
サッカーは攻撃や点を取ることだけが魅力ではないですが、注目もされやすく決まれば充実感も高いドリブルからのシュートはやっぱり魅力的ですね!
次の準決勝のスペイン戦でも、久保建英選手の華麗なゴールで日本を決勝に導いてほしいと思います!
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