サッカープレー観察日記

川崎フロンターレ、マンチェスターシティ、日本代表を中心に、選手やチームのプレーの魅力をポジティブに書いているサッカーブログ

ケヴィン・デ・ブライネ選手の先をイメージしたチャンスメイク マンチェスター・シティVSリヴァプール

 

コミュニティ・シールド(リーグ開幕前のスーパーカップ)、

マンチェスターシティ対リヴァプールの試合がありました。

 

世界最高峰同士のレベルの高いこの試合、

お互い強度も高くギリギリのせめぎ合いの勝負を繰り返しながらでしたが、

 

リヴァプールがアレクサンダー・アーノルド選手の得点で先制し、

マンチェスターシティがフリアン・アルバレス選手のゴールで追いつくも、

モハメド・サラー選手ダルウィン・ヌニェス選手のゴールで突き放されて、

結果1対3敗れてしまいました。

 

負けてしまったものの、

今シーズンより新加入のフリアン・アルバレス選手アーリング・ハーランド選手など、新しい選手が今後どのようにフィットして活躍していくかや、

リーグ3連覇がかかった今シーズンのシティがどんな試合を見せてくれるかなど、これからの試合が楽しみになりました。

 

そんな中、

長きにわたりシティで活躍を続けている、ベルギー代表のケヴィン・デ・ブライネ選手は、この試合インサイドハーフやトップ下で出場しましたが、

質の高いキック視野の広さ高い戦術眼などを活かした素晴らしいプレーで、何度もチャンスを演出していました。

 

シティのゴールを生んだシーンも、ケヴィン・デ・ブライネ選手のパスから生まれましたが、

それとは別に、ゴールとはならなかったものの、ケヴィン・デ・ブライネ選手の凄さが表れたような素晴らしいプレーがありました。

 

左サイドの高めの位置で、左サイドバックのジョアン・カンセロ選手がボールを持っていて、

ケヴィン・デ・ブライネ選手がその斜め後ろに近づいてパスを受けましたが、

相手が近くに寄せてきていたのでダイレクトでジョアン・カンセロ選手に返しました。

 

少し前に出してドリブルで前に運ばせることを促して前進して、

相手がそこに数人寄っていって、自分の周りに余裕が出来るともう一度パスを受けて、

すかさずゴール前逆サイドの、一番遠くのカイル・ウォーカー選手に長いパスを出しました。

 

その後のダイレクトの折り返しは相手にカットされてしまったものの、

カットされなければ、中にフリアン・アルバレス選手がフリーで待っていたので、ゴールの可能性が高いプレーだったと思います。

 

一見わりとよくあるようなチャンスメイクだったかもしれませんが、

ケヴィン・デ・ブライネ選手は、始めにボールを受けた段階からこの形をイメージして自分でこの形を作り出したんじゃないかと思いました。

 

ジョアン・カンセロ選手からパスをまた受けた時、

ケヴィン・デ・ブライネ選手もうすでに決めていたかのように、ボールをすぐに右足の蹴りやすいところに置いて、間髪入れずに長いパスを出しました。

 

それに、あえて味方に相手の注意をひかせて自分が余裕を持てる状況を左サイドで作り出していたし、

おそらく、始めにダイレクトでパスを返した段階から、この形のイメージが出来ていて、

それを実行するために、チャンスを作る準備をしていたんじゃないかなと感じました。

 

もしかしたら、チームの攻撃の決めごとの一つとして共通理解があったのかもしれませんが、

迷いのないスムーズなプレーの流れを見ていると、

チャンスを作り出す形を、自分で作り出したのかなとプレーを見て思いました。

 

実際頭の中は分かりませんが、ケヴィン・デ・ブライネ選手のレベルからすればそれくらいのことなら全然実現可能だと思うので、

少し先の未来をイメージした素晴らしいチャンスメイクだったなと思います。

 

サッカーではレベルが上がるほど、その場しのぎのプレーやプランのないプレーは通用しなくなると思いますが、

先のイメージを描いてそれを実現させる技術や戦術は、やはり並大抵のレベルじゃないなと感じました。

 

来週から本格的にプレミアリーグが開幕するので、これからどんな素晴らしいプレーが見られるのか楽しみですね!